カーシェアリングとカーリースの違いとは?
カーシェアリングについては、最近だいぶメジャーになってきたのでご存知の方も多いと思いますが、カーリースというサービスをご存じない方もいらっしゃるかと思います。
そこで、まずはカーシェアリングとカーリースの違いから、どちらがどういうライフスタイルの人に合っているのかをご説明していきます。
カーシェアリングとは
カーシェアリングとは、サービス提供会社が提供する自動車をサービスの会員となったメンバーが使用時間を事前に登録(予約)して利用するサービスです。
サービス提供会社によって、利用時間の単位が10分程度から設定されていて、利用した時間分の料金を支払います。
決まったステーションに車を取りに行き、同じところに返却するため駐車場代はかかりません。また、ガソリン代もカーシェアリングの会社が負担するので、こちらも掛かりません。
各社で平日が遅くなプランや学生にとって便利なプラン、法人契約のプランなど、サービスの差別化をおこなっています。
支払方法はクレジットカード払いや請求書払いなど、こちらも各社それぞれです。
利用可能な車種も高級車であるベンツやジャガーなどの外車から、キャンピングカーやミニバン、エコカー、ファミリーカーなど様々です。
ナンバーは「わ」ナンバーになります。
カーリースとは
契約者が選んだ車を一定の契約期間の間、月々定額で自家用車のように支払いプランです。
一般的な個人向けのカーリースの場合、カーリースの契約期間満了時、使用していたクルマの見なし査定価格である残価(残存価格)の設定があります。
カーリースの場合、車両価格からこの残価を差し引いた車両価格を契約月数で割り、リース料金が計算されるため、ローンよりも月々の支払額が安くなる仕組みになっています。
さらにカーリースではリース料金の中に、自動車取得税、自賠責保険料、車検時に必要な自動車重量税、事務手数料が含まれています。含まれていないのは、駐車場代やガソリン代です。
頭金もゼロ円のため購入時(リース開始時)に必要なまとまった支払いが不要で、初回のお支払からずっと定額で自家用車のように車を使用できます。
契約期間終了時には、乗換・返却・再リースから選択します。
カーシェアリングとカーリースの違いは
カーシェアリングとカーリースでは、税金や保険料、管理費の仕組みとしては、どちらもユーザが負担しなくて良いという共通点があります。
駐車場やガソリン代は、サービスを提供している会社が負担するのか、ユーザが負担するのか違いがあります。
利用方法も、カーシェアリングは時間単位で予約をしてユーザ共有の車として利用しますが、カーリースの場合は、ユーザの自家用車としていつでも自由に利用できます。
月々の負担する金額は、カーシェアリングの場合は利用時間に依存し、カーリースは定額になります。
カーシェアリングとカーリースのどちらがお得?
上記の通り、カーシェアリングは利用時間により金額が変わってきます。カーリースの場合は、ずっと定額で払い続けます。
どちらが得かと言うと、利用する人に依存するため、回答することは出来ません。
基準としては、カーリースの月額料金と、カーシェアリングで1ヵ月に利用する時間×利用料ではどちらが安いか、となります。
以下、具体的に比較してみます。
カーシェアリングとカーリースの比較
カーシェアリング | カーリース | |
初期費用 | 0円~数千円 | 0円 |
月額費用 | 1000円程度 | 数万円 |
都度使用料 | 100円~300円程度/10分 (場合により+走行距離費用) | 0円 |
利用の契約期間 | 10分~15分単位で自由 | 数か月から数年 |
ガソリン代 | 0円 | 自費 |
駐車場代 | 0円 | 自費 |
自動車保険・任意保険 | 含まれている | 任意保険は含まれない |
自動車税 | 0円 | 0円 |
車種選択 | ステーションにあるものから 自由に選択 | 新車で最初に選択したもの 固定 |
乗換しやすさ | 非常にしやすい | 出来ない |
ナンバー | 「わ」ナンバー | 通常 |
メンテナンス | 不要 | 契約により自費の場合あり |
カーシェアリングかカーリースか?どっちを利用するべき問題まとめ
「節約」という観点から考えると、カーリースよりはカーシェアリングの方がお得な場合は多いです。
とはいえ、カーシェアリングとカーリースでは、車の保有形体が違うため、「満足度」=「お得」とはいいがたいところがあります。
利用頻度だけではなく、長期的な観点からどういう利用方法や契約期間の車の扱いも考えて、自分のライフスタイルや満足度にあった契約を選ぶ方が良いでしょう。
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